―『畳リビングの家』― 造成~地鎮祭

現在工事が進んでおります、高松市の新築戸建プロジェクト。

数年前より「家を建てるときはお願いします。」とお声掛けいただいていたお施主様で、土地購入前も何度か一緒に土地を見に行ったりしていました。

購入した土地はこちら。

田畑として使われていた土地なので、表層の20cm程度は土を入れ替えました。

造成途中の写真です。

田んぼや畑の表層はやわらかい土(甘土:あまつち)ですが、その下には硬い土があります。

田んぼや畑は地盤が弱い、って聞いたことありませんか?

実は単純にそんなことで地盤の強さは判断できません。

地盤調査の結果を見れば田んぼだろうと畑だろうと宅地の土地だろうと強いところは強い、弱いところは弱い。

今回の敷地の地盤調査の結果はこちら。(表面波探査法による調査)

地盤支持力が表層から49kN/㎡以上、表層から1mの深さでは100kN/㎡超、2mではほぼ200kN/㎡を超える地盤で木造2階建ての住宅を建てるには十分すぎる地盤でした。

地盤支持力は基礎の設計に関わったり、地盤改良の要否に関わったりします。

また、造成してすぐは地盤が落ち着いていない(締め固まっていない)と言われることがありますが、表層20cm程度の土の入れ替えが構造耐力に大きな影響はないと判断しています。(根切深さをそれより深く設計しています。)

造成後はこんな感じ。

建物を建てる位置に地縄張り。

地鎮祭。

神様に土地を使うことのお赦しと工事の無事を祈願します。

設計者、お施主様、施工者の順に「えいっ!えいっ!えいっ!」と掛け声を掛けながら鎌・鍬・鋤を入れます。

この「えいっ!」は繁栄の「栄」。

地鎮祭は必須ではありませんが、山猫百貨店設計の新築案件では皆様されてますね。

 

さて、このあとは基礎着工に入りますが、次回のblogとなります。

お楽しみに~。