設計作法


01 「暮らし方をデザイン」する。

注文住宅では、それぞれのお家が同じ設計になることはまずありません。

お施主様からいただくご要望は十人十色です。

お施主様の想い描く暮らし方を引き出して、設計内容に盛り込んでいきます。

たくさんお話を聞かせてください。

あんなことしたい。こんなことできるかな。

趣味は〇〇で、好きな食べ物は〇〇で、週末の過ごし方は〇〇で、など。

そうして、そこにしかないあなただけのお家が出来上がります。

お施主様の親身になって、大切なお家づくりをお手伝いします。

「建物をデザインする」というよりも、「暮らし方をデザイン」する。

それをカタチにするのが山猫百貨店一級建築士事務所の役目だと思っています。

02 木を知る。産地へ赴く。

木造建築に欠かせない『木』。

工事が始まると、現場に『木』が運ばれてきます。

その『木』は柱と呼ばれたり、梁と呼ばれたり、床材と呼ばれたり。

大きさは違えど四角い形になってるものがほとんどです。

この四角い『木』になるまでには長い年月と、多くの人の手を介しています。

『木』と一言で言っても、樹種(杉・桧・松・栗・欅・桜など)は色々。

産地(杉産地:吉野・智頭・天竜・秋田・徳島など)も色々。

育て方も産地や山の管理者によって違います。

乾燥の仕方も違えば、製材の仕方も違います。

そして、これらの作業に関わる人たちの想いも様々です。

僕は、『木』の産地に赴き、山に入ったり製材所に行ったり関わる人たちの声を聞いたりしながら設計したいと思っています。


ご希望があれば、自分のおうちになる『木』の産地へ一緒に行きます。

きっと、家づくりのよい想い出になりますし、家への愛着も一層湧くと思いますよ。

03 肌の触れるところに自然素材を。

昔の家は自然素材が満載でした。

現在は工業製品が多く使われます。

建築工事に工業製品は欠かせないものになっています。

ただ、できるだけ工業製品を避け、自然素材を採用したい部分があります。

それは、肌の触れるところ。

床には無垢材を使うことを基本としています。

工業製品の床と無垢材の床では、感触が全然違います。

無垢材の中でも、やわらかくあたたかく足触りのよい杉材がおすすめです。

裸足で歩くにも気持ちがよく、子供たちはよく寝転がっています。

心地よい木の香りもします。(住んでいると慣れてわからなくなりますが。)

壁にも、珪藻土や漆喰、和紙などをお薦めしています。

普段の暮らしの中で自然素材を感じてもらえればと思います。

04 自然環境と向き合って快適な生活を

風や光、風景など自然環境は積極的に取り込みたいものです。

でも、取り込みたくない自然環境もあります。

それは、夏の暑さ、冬の寒さ。

夏は暑い、冬は寒い。それは、当たり前ですよね。

ただし、それは家の外での話。

家の中では快適に過ごしたいものです。

厳しい日差しを除けるために庇を設けたり、窓の位置に気を使ったり。

断熱性能も置き去りにできません。

断熱性能が低いと、健康被害が起こることもあります。(ヒートショック、熱中症etc)

必要な自然環境は取り込んで、要らない自然環境は退けます。

自然環境と向き合うことは快適な暮らしに欠かせない条件です。

※山猫百貨店一級建築士事務所では、「HEAT20 G1グレード以上」の断熱性能を推奨しています。

05 地震から命を守る・地震後の生活を守る。

日本は地震大国です。

いつあなたの住む地域で大きな地震が起こるかわかりません。

建築基準法は「最低の基準」を定めています。

新居を建ててまもなく、大きな地震がきましたが、なんとか家は倒れず耐えたとしましょう。

命は助かりました。でも、家は至る所が傷み、住めない状態。

そこに住むには大規模な改修を行うか、建て替えなければなりません。

建築基準法の「最低の基準」とはこんな基準です。

これだと少し、不安ですよね。

地震から命を守るのは当然。その後の生活も守る設計を心掛けています。

※山猫百貨店一級建築士事務所では、「構造計算による検討・耐震等級3」を推奨しています。

少しずつですが、山猫の日記帳(blogカテゴリー:山猫のものづくり)に使用する材料や構造のことなどを書いています。

中には専門的で分かりづらい内容もあるかもしれませんが、参考にしていただけると幸いです。