『あなたとの関係』
クライアント様(お施主様)と山猫百貨店の関係は、パートナーだと考えています。
住宅でも商業施設でも何でもそうですが、一緒につくる仲間です。
住むことも働くことも、暮らしの一部。
クライアント様の想い描く暮らし方を引き出して、設計内容に盛り込みます。
昨日○○で買ったパンがとっても美味しくて…。
次の休日は○○がしたくて○○へ行こうと思ってて…。
最近○○にハマってて…。
など、何気ない話の中からこの方にはこんな暮らし方はどうかな?と探りながら提案いたします。
だから、たくさんお話を聞かせてください。
そうして、そこにしかないあなただけのものが出来上がります。
単なる建物ではなく、価値のある暮らしづくりをお手伝いします。
「建物をデザインする」というよりも、「暮らしをデザイン」する。
それをカタチにするのが山猫百貨店一級建築士事務所の役目だと思っています。
『木との関係』
木造建築に欠かせない『木』。
工事が始まると、現場に『木』が運ばれてきます。
その『木』は柱と呼ばれたり、梁と呼ばれたり、床材と呼ばれたり。
大きさは違えど四角い形になってるものがほとんどです。
この四角い『木』になるまでには長い年月と、多くの人の手を介しています。
『木』と一言で言っても、樹種(杉・桧・松・栗・欅・桜など)は様々。
産地(杉産地:吉野・智頭・天竜・秋田・徳島など)も様々。
育て方も産地や山の管理者によって違います。
乾燥の仕方も違えば、製材の仕方も違います。
そして、これらの作業に関わる人たちの想いも様々です。
僕は、『木』の産地に赴き、山に入ったり製材所に行ったり関わる人たちの声を聞いたりしながら設計したいと思っています。
ご希望があれば、『木』の産地へ一緒に行きます。
きっと、よい想い出になりますし、愛着も一層湧くと思います。
『自然素材との関係』
昔の家は自然素材が満載でした。
現在は工業製品が多く使われます。
建築工事に工業製品は欠かせないものになっています。
耐震、断熱、気密、防水、耐久性等は工業製品が力を発揮します。
ただ、できるだけ工業製品を避け、自然素材を採用したい部分があります。
それは、肌の触れるところ。
床には無垢材を使うことを基本としています。
工業製品の床と無垢材の床では、感触が全然違います。
無垢材の中でも、やわらかくあたたかく足触りのよい杉材がおすすめです。
裸足で歩くにも気持ちがよく、子供たちはよく寝転がっています。
心地よい木の香りもします。(住んでいると慣れてわからなくなりますが。)
壁にも、珪藻土や漆喰、和紙などをお薦めしています。
肌触りもよいですし、年数が経つと味わい深くなります。
普段の暮らしの中で自然素材を感じてもらえればと思います。
『性能との関係』
風や光、風景など自然環境は積極的に取り込みたいものです。
でも、取り込みたくない自然環境もあります。
それは、夏の暑さ、冬の寒さ、強い風や雨に、強すぎる日射。
家の中では快適に過ごしたいものです。
断熱性能は置き去りにできません。
※山猫百貨店一級建築士事務所では、室内温度環境 は「HEAT20 G1」を最低基準として設計しています。実際には「HEAT20 G2」前後になっています。
厳しい日差しを除けるために庇を設けたり、窓の位置に気を使ったり。
もちろん、気密性能にも気を使います。
必要な自然環境は取り込んで、要らない自然環境は退けます。
自然環境と向き合うことは快適な暮らしに欠かせない条件です。
そして、日本は地震大国です。
いつあなたの住む地域で大きな地震が起こるかわかりません。
地震から命を守るのは当然。その後の生活も守る設計を心掛けています。
※山猫百貨店一級建築士事務所では、「構造計算(木造の場合は許容応力度計算)による検討・耐震等級3」を基本としています。
性能は数値で表しやすいですが、豊かな暮らしに必要なのは性能だけでなく、数値で表しづらい部分だと思っています。
「性能は大事、でも性能だけじゃつまんない」と思う方は、山猫百貨店と一緒に価値ある暮らしをつくりませんか?