『あなたとの関係』

クライアント様(お施主様)と山猫百貨店の関係は、パートナーだと考えています。
住宅でも商業施設でも何でもそうですが、一緒につくる仲間です。
住むことも働くことも、暮らしの一部。
クライアント様の想い描く暮らし方を引き出して、設計内容に盛り込みます。
昨日○○で買ったパンがとっても美味しくて…。
次の休日は○○がしたくて○○へ行こうと思ってて…。
最近○○にハマってて…。
など、何気ない話の中からこの方にはこんな暮らし方はどうかな?と探りながら提案いたします。
だから、たくさんお話を聞かせてください。
そうして、そこにしかないあなただけのものが出来上がります。
単なる建物ではなく、価値のある暮らしづくりをお手伝いします。
「建物をデザインする」というよりも、「暮らしをデザイン」する。
それをカタチにするのが山猫百貨店一級建築士事務所の役目だと思っています。
『木との関係』

木造建築に欠かせない『木』。
工事が始まると、現場に『木』が運ばれてきます。
その『木』は柱と呼ばれたり、梁と呼ばれたり、床材と呼ばれたり。
大きさは違えど四角い形になってるものがほとんどです。
この四角い『木』になるまでには長い年月と、多くの人の手を介しています。
『木』と一言で言っても、樹種(杉・桧・松・栗・欅・桜など)は様々。
産地(杉産地:吉野・智頭・天竜・秋田・徳島など)も様々。
育て方も産地や山の管理者によって違います。
乾燥の仕方も違えば、製材の仕方も違います。
そして、これらの作業に関わる人たちの想いも様々です。
僕は、『木』の産地に赴き、山に入ったり製材所に行ったり関わる人たちの声を聞いたりしながら設計したいと思っています。
ご希望があれば、『木』の産地へ一緒に行きます。
きっと、よい想い出になりますし、愛着も一層湧くと思います。
『性能との関係』

日本は地震大国です。
いつあなたの住む地域で大きな地震が起こるかわかりません。
地震から命を守るのは当然。その後の生活も守ることのできる設計を心掛けています。
そこで「構造計算(木造の場合は許容応力度計算)による検討・耐震等級3」を基本として設計しています。
また、夏の暑さ、冬の寒さ、強い風や雨に、強すぎる日射。これらは遮りたい。
家の中では快適に過ごしたい。
そこで、断熱性能も置き去りにはできません。
断熱性能をUa値(外皮平均熱貫流率)という数値で表しますが、新築の場合、「ZEH基準(大阪や香川の場合:Ua値0.6)」を最低基準として設計しています。
これら耐震性や断熱性は数値で表しやすいですが、実際のところは豊かな暮らしに必要なのは数値だけではないと思っています。
必要な自然環境は取り込んで、要らない自然環境は退ける。
自然環境と向き合うことは快適な暮らしに欠かせない条件です。
「性能(数値)は大事、でも性能(数値)だけじゃつまらない」と思う方は、山猫百貨店と一緒に価値ある暮らしをつくりましょう。