建築は、暮らしの背景になれたらいい。

設計事例(住宅(新築))

KANA-HOUSE|音楽と暮らす、軽やかにつながる住まい

「都市の中で、音楽教室と住まいを両立させたい」——。
そんなクライアントの要望から誕生したのが、大阪市住吉区に建つ KANA-HOUSE です。

1階は音楽教室、2階は住居という二つの顔を持つこの家。
限られた敷地条件の中で、仕切らない設計自然素材の心地よさ を追求しました。

👉 大阪市で音楽教室や趣味スペースを併設した家づくりをお考えの方は、お問い合わせフォーム からお気軽にご相談ください。


設計背景|都市部で実現する「教室併用住宅」

大阪市の中心部では、敷地は限られ、住宅に加えて教室や店舗を構えることは容易ではありません。

今回のプロジェクトでは、

  • 限られた敷地(約30坪)をどう活かすか
  • 住まいと教室、双方の動線をどう確保するか
  • 都市の中でも自然を感じる居心地をどう実現するか

という課題に取り組みました。

結果として、1階を音楽教室、2階を住居とし、「生活」と「学び」を一つの建物で実現するモデルケースとなりました。


設計コンセプト|仕切らず、つながる空間づくり

KANA-HOUSEの核は、「仕切らない」設計。

  • 視線が抜ける … 壁を少なくし、空間を広く感じられる
  • 気配を感じる … 家族や生徒の存在を緩やかに意識できる
  • 空気が滞らない … 風や光が自然に流れる
  • 変化に対応 … 可動家具や低い間仕切りで用途変更が可能

天井まで届かない壁や可動式の家具を活用し、曖昧で柔軟な空間を提案しました。

空間構成|音楽教室と住まいの共存

1階:音楽教室・住居の玄関スペース

  • L型レイアウトにより、用途を緩やかに分けながら一体感を保持
  • 生徒と住人、それぞれの動線に配慮した 独立性の高い設計
  • 床下エアコンを採用し、教室と住居両方に暖房効果を提供


2階:住居スペース

  • キッチン・ダイニング・リビングを一体化した開放的な間取り
  • 家族の気配を感じつつ、程よい距離感を保てる空間設計
  • 将来的な変化に対応可能な「家具間仕切り」を採用
    都市部にありながら、広がりと柔軟性を備えた住まいになっています。

素材のこだわり|自然素材がつくる心地よさ

  • 外壁:焼杉板
    日本の伝統技法である炭化処理により、耐久性と経年変化の美しさを両立。
  • 床材:吉野杉
    奈良・吉野産の杉を採用。やわらかい肌触りと木の香りが魅力。
  • 内壁・天井:珪藻土クロス
    調湿・脱臭効果に優れ、清浄な空気を保つ。
  • 屋根:ガルバリウム鋼板
    軽量・高耐久でスタイリッシュな外観を実現。
  • 玄関ドア:木質断熱ドア(ガデリウス社製)
    高断熱性能と天然木の温かみを兼備。

    こうした素材選びによって、自然と共にある心地よい住まいの空気感が生まれています。

性能のこだわり|安心と快適を支える住宅性能

  • 耐震等級3(許容応力度計算による)
  • 断熱性能:UA値 0.40 W/㎡K(HEAT20 G2基準以上)
  • 気密性能:C値 0.19 cm²/m²
  • 長期優良住宅 認定取得

さらに、床下エアコンシステムを採用。
家庭用エアコンから床下へ暖気を送り、住まい全体を優しく暖めます。
足元からぽかぽかし、風を感じにくい快適な暖房方式です。
家庭用壁掛けエアコンを使用し、壁や天井にダクトも必要としない為、費用対効果も高いです。
高い住宅性能があるからこそ、自然素材や柔軟な間取りが活きる家となっています。


戸建てで教室を併設するメリット

  • 自宅で仕事ができる → 通勤時間を削減
  • 家族の近くで安心 → 小さなお子様がいても働きやすい
  • 教室運営の自由度 → 賃貸ではできない防音・断熱計画も可能
  • 地域とのつながり → 生徒が通うことで街に開かれた住まいに

👉 今後「自宅での教室開業」を検討する方にとって、大きなヒントとなる事例です。


この事例から学べること

  • 都市部の限られた敷地でも、二つの用途を両立できる
  • 仕切らない設計が、暮らしの自由度を高める
  • 自然素材+高性能=長く愛される住まい

小さくても心豊かに暮らすための工夫が詰まった住宅です。


建築概要|用途・工法など

施工:株式会社藏家

所在地:大阪府大阪市住吉区

建物用途:戸建住宅(音楽教室併設)

構造規模:木造2階建

工事種別:新築

敷地面積:133.32㎡(40.32坪)

延床面積:97.70㎡(29.55坪)
 - 1階:48.02㎡
 - 2階:49.68㎡

設計:山猫百貨店一級建築士事務所


FAQ|よくあるご質問

Q. 音楽教室を併設する住宅で注意すべき点は?
A. 防音や動線計画が重要です。生活と教室のエリアを分けることでストレスを軽減できます。

Q. 都市部の狭小地でも教室併用住宅は可能ですか?
A. 間取りや空間の曖昧さを工夫することで十分に可能です。家具で仕切る柔軟なプランも有効です。

Q. 高性能住宅にするメリットは?
A. 冷暖房効率が高くなり、省エネ性が向上。快適さと経済性の両立が期待できます。


まとめ|小さな家でも豊かに暮らす

KANA-HOUSEは、30坪というコンパクトな規模でありながら、

  • 「仕切らない設計」がもたらすゆとり
  • 教室と住居を両立する構成
  • 自然素材と高性能住宅の融合

を実現しました。

都市部の限られた敷地でも、「小さくても心地よい家」「暮らし方に合わせた住まい」を求める方におすすめの事例です。


お問い合わせはこちらから
KANA-HOUSEのような「音楽と暮らす家」「自然素材を活かした住宅設計」にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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