注文住宅で無垢材の家、価格は?

香川を拠点に活動する山猫百貨店一級建築士事務所の山根です。

「山猫百貨店のつくる家って高そうですね。」と最近何人かの方からお声をいただきました。
「そうでもないですよ。思っているよりは高くないはずです。」と答えています。

無垢材を使った注文住宅といっても、千差万別ではありますが、山猫百貨店一級建築士事務所の設計した2016~2021年竣工の住宅を例にしますと、下記のような金額帯です。(事例はこちらよりご覧になれます。)


【1軒あたり:2250万~3200万円】

※2階建て木造住宅
 延床面積85~100㎡程度(約25~30坪)の例
 設計監理料・外構工事・消費税含む
 無垢材は構造材、内外部仕上げに使用


この金額をどう感じますか?
「やっぱり高いね。」なのか、「あれ、思ったほどじゃないね。」なのか。

上記金額には幅がありますが、各種仕様(断熱グレード、内外部仕上げ、設備機器等)が違う事例ですので金額に幅があります。
また、社会情勢(為替や需要と供給のバランス等)によって材料費は変わりますし、地域や施工業者によって人件費や諸経費が変わりますが、一例として参考にしていただければと思います。

無垢材といっても樹種も様々です。
上記金額は基本的に構造材は杉・桧・米松、床は杉が主です。
「無垢材は高い」と思っている方がいらっしゃるようですが、上記の材は特に高いものではありません。
例えば、無垢材と集成材の構造体を比べた場合に、無垢材の方が高くなるとは一概には言えません。無垢材の方が安価なこともしばしばあります。
表面に木目調のシートを貼られた複合(合板)フローリングに比べると無垢材の杉板(節あり材)のほうが材料が安価なことは多々あります。

プリントシートの木目調とホンモノの木(無垢材)、触ってみると心地よさが全然違います。
床はやわらかみのある杉の無垢材、特におすすめです。
(やわらかい分、傷や凹みはつきやすいです。僕はその傷や凹みは「味わい」と感じています。)


高そうなので無垢材はやめておこうと敬遠されていた方の中で、「思ったほどじゃないね。」と感じた方は、ぜひ無垢材を使った家を選んでくださいね。
山猫百貨店への設計依頼ももちろんお待ちしておりますよ!