無垢材の床に油性ペン、消すことはできるのか?

こんにちは、山猫百貨店一級建築士事務所の山根です。

 

先日、こんなことがありました。

うちで設計監理をさせてもらったお施主様からいただいたお電話。

 

「子供に油性ペンで床をやられてしまったんやけど。。。これもう張り替えるしかないかな…?」

 

このお宅は床に桧の無垢材を使用しています。

無塗装の無垢桧を張り、蜜蝋ワックスで仕上げています。

その天然素材の床面をキャンパスにして、画伯が油性ペンアートを繰り広げたようで・・・。

(今回のblogの画像は全てお施主様から提供してもらっています。)

じゃじゃーん!!

 

わかりますか?

少し拡大してみましょう。

じゃじゃーん!!

目を離した隙に芸術に目覚めていたようです。。。

 

さて、これは消すことができるのか?

それとも、張替えなのか?

 

次の方法で消えるか、まずは簡単な方法で試してもらいました。

①消しゴムでこすってみる

結果 ⇒ 消えない。。。

②蜜蝋ワックスを布につけてこすってみる

結果 ⇒ 消えない。。。

③メラミンスポンジでこすってみる

お施主様宅にメラミンスポンジがなくできず。

 

上記の方法でだめだったので、次はサンドペーパー(紙ヤスリ)で応戦!

油性ペンの付いた箇所にサンドペーパーでこすってもらいました。

すると、

じゃじゃーん!!

(ぼやかした部分はお施主様の私物が写ってたので修正しています)

 

油性ペンの跡、消えちゃいましたね。

サンドペーパーでこすったところは少し白っぽくなっています。

蜜蝋ワックスを塗り込んで、時間が経つと徐々に目立たなくなっていくのでご心配なく。

床板と床板との間の溝はさすがに消せなかったようですが、これだけ消えれば十分でしょう。

後日お施主様から連絡いただきましたが、クレヨンはメラミンスポンジで消えました、とのこと。

 

いかがでしたか?

張替えが必要になることは滅多にないです。

以下は無垢材にしたいけど汚れると大変そうだから心配だなぁと思っている方も、この記事を見てもらって安心できたかと思います。

以前、こんな記事(↓)もblogに書いています。

「無垢フローリングに醤油をこぼした!!実験」

自分でメンテナンスすると愛着が湧きますよ。

無垢材は肌触りがよいのでおすすめです。

うちの設計では基本的に床は無垢材ですね。

無垢材の床と、無垢材の床で暮らす(暮らそうとしている)方々を応援するblogでした~。