こんにちは、山猫百貨店一級建築士事務所の山根です。
お盆はご先祖様に挨拶に地元香川で過ごしました。
香川県高松市で工事中の「ちゃぶ台のある家」の現場も行きましたよ。
8月12日時点、こんな感じになってます。
外壁に貼ってある白いシートは、透湿防水シート。
雨水は中に通さないけど、壁内の湿気は外に出せるシートです。
そこに、横に長い木を取り付けているのが分かりますか?
近くで見るとこんな感じ。
近くで見るとこんな感じパート2。(窓廻りはこれからですね)
この横に長い木は「胴縁(どうぶち)」といいます。
この胴縁をよ~く見てください。
胴縁と窓との間に隙間が少し空いてますよね?
胴縁と胴縁の間に隙間が少し空いてますよね?
これ、とっても大事なことです。
前回、前々回のblogでも触れましたが外壁の中には「通気層」というものを設けます。
「通気層」は空気の通り道で、壁内の湿気を外部に逃がす重要な役割を持っています。
胴縁と窓の隙間や、胴縁と胴縁の隙間が空いてることで空気が流れるんですね。
胴縁は空気を通すために隙間があるのが正しい施工方法です。
内部の現場の状況はというと、
グラスウール断熱材(今回は防湿フィルムの袋入りのものを使用)を施工したり、電気の配線がされていたり。
これは2階です。
2階天井にも今後グラスウール断熱材が施工されます。
きれいに施工されています。
大工さんの性格が出てますね、いい仕事です。
あ、そうそう。
7月末に現場に行ったときに少しお手伝いしたんです。
このコーキングガンという装置を使って、、、
柱の下部に、
コーキングを充填(じゅうてん)。
柱の下部に、
コーキングを充填(じゅうてん)。
結構難しいな。きれいにできなかった。。。
でもいいんです、ここは見た目よりも空気が通らないことが優先です。
全ての柱にこの繰り返しです(笑)
これで床下の空気が室内に入るのを防ぎます。
隙間が多いと断熱性にも影響しますからね。
といったところで今回のレポートはここまでです。
それでは皆様、またお会いしましょう。