先日、土台を敷くところまで紹介したKANA-HOUSE。
今回は上棟からお送りします。
柱は杉無垢材を使用してます。
梁も基本的に杉無垢材ですが、構造計画&コストを有利にするため部分的に集成材も使用してます。
快適な室内環境を確保するためには気密はとても重要です。
柱の外側に気密用のパッキンを貼ります。
この上にモイス(面材耐力壁)を張ります。
モイスを張った玄関まわり。
登り梁の上には構造用合板を張りますが、その前にここにも気密パッキンを貼ります。
構造用合板を張って、その上に垂木を施工。
この上にまた構造用合板を張ります。
この構造用合板に挟まれた部分は高さが90mmあり、ここが通気層となります。
構造設計通りに構造金物を施工。
耐震等級3(耐震等級は1・2・3があり、3が最高ランク)で設計されています。
断熱材を基礎の内側に施工。
天井に断熱材を施工。
ロックウール60k吹込です。厚みは210mm。
壁に断熱材を施工。
高性能グラスウール16kです。柱のサイズに合わせて120mm。
断熱材の室内側には防湿シートを施工。
室内の湿気を壁の中に入れないために施工します。
グラスウールは袋入り(防湿フィルムにあらかじめ包まれている)もありますが、裸のグラスウールに防湿シートを別で貼るほうが一体で貼れるので防湿性はより良いです。
って言っても、職人さんが気を使ってきれいに貼ってくれることが大前提!!
知識のない現場監督さん、職人さんの現場だと、最悪です。。。(袋入りでも防湿シート別張りでも、です。)
天井にも防湿シートを施工。
窓まわりは防水性にとっても気密性にとっても大切なところです。
配管まわりも重要です。
通気胴縁も施工してますね。
完成したら見えなくなる部分ですが、この辺がとっっっても大事です。
そこに手間を掛けるかどうかで耐震性・断熱性・耐久性どれも大きく変わってきます。
さてさて、気密性はいかほどか?
気密測定をして確認します。
結果、【C値=0.19cm2/m2】でした。
これ、とっても良い数値なんです。
これはほんとに現場監督さんと職人さんたちのおかげです!!
お施主様がこの新居で夏も冬も過ごしやすくなると思います~。
今回はここまで。
続きはまた次回~。